みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

ハイキング⑯_滝観洞(ろうかんどう)

ハイキングというよりも、もはや冒険に近いのかもしれない。滝観洞(ろうかんどう)は、釜石自動車道の滝観洞インターチェンジを降りて県道167号線を少し進むと突如として現れる不思議な場所だ。近くには、秘境駅として名高いJR上有住(かみありす)駅がある。

 

チケット売り場で入場券を購入し、おばさんからヘルメットをもらっていざ入場。と、いきなりの狭い通路(2番目の写真)と角度の急な階段ですごい圧迫感。龍泉洞(ハイキング⑨)と同様に地下のため内部はとても涼しく、長袖シャツとパーカーでは寒いくらい。

少し進むと松竹映画「八つ墓村」(©横溝正史、3番目の写真)のロケ地が出てきて、あのおどろおどろしい感じが伝わってくる。子ども心ながらに、震え上がったのを思い出す。うん、何度もリメイクされるのも納得。

洞窟をさらに先に進むと水が生み出した自然の造形美を味わうことができる。どれだけの時をかけて岩肌を削り出したのか、想いを馳せるだけで楽しい。足元を見れば、ウミユリや三葉虫などといった古代の化石があちらこちらに埋まっており、昔ここが海だったことを教えてくれる。ところどころ、滑りやすい箇所・天井が低い箇所に気を付けつつ、観音様が安置された空間(6番目の写真)に出る。ここまで来れば、目的の場所まであと少し。

 

小滝を横目になおも前進すると、ドドドドドドドドドーーっと滝の音が近づいてくる。最後の天井の低い箇所を潜り抜けると、目の前には落差29mの「天の岩戸の滝」(7・8番目の写真)が。地下にこのような大滝がある不思議。まさに圧巻。あまり有名ではないですが、900m近くも洞窟を来て見る甲斐はあります!興奮&大満足して来た道を折り返す私でした。

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Rohkando-Cave

 

↓滝観洞に興味を持った方は、こちら。

www.town.sumita.iwate.jp