コロナ禍になって増えたなぁーと思うのが、カフェでの商談（主に金融）。店頭での営業が困難になった影響だろうが、結局は3密じゃないかと「？」は尽きない。
公衆の面前で大きな声で話しているので感染防止も気になることながら、話の内容が筒抜けなので個人情報保護は大丈夫かいなと心配になる。営業員のワーディングで目立つのは、「こんなときだから」「今がチャンス」「逆境は仕込み時」というネガ→ポジ転換。いやいや、一時の感情で金融商品を勧められても困るし。個人的にはエビデンスやバックデータの提示がないと受けられないと思う提案だが、続々と契約は成立。中でも、「配偶者様・お子様のためにも」という言葉は最強のワイルドワード。皆様すごい自己犠牲の精神ですな。
金融業界で働いていた身としては、営業員のお薦め商品はお勧めしない（苦笑）。所詮は他人なのでぱっと見、親身に見えるようだが全く違う。飽くまでも自分に合うか否かは自分で責任を持って選ばなければいけない。自分の人生のトータルコーディネートを他人に委ねることのしっぺ返しはいつか来る。傍から見ればちぐはぐかも知れないが、その時々の自分が悩みぬいた末に選んだものならば後悔はない。自分の手で自分に似合う色を見つけよう。
