先日12日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2021年9月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2021年9月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前月比2.3%減の約9.50兆ドル(約1,045兆円)と過去2番目の水準。9月中の純資産流入額は89.97十億米ドルとなり、この結果、27か月連続でETF・ETP市場は資金流入超となった。また、2021年1月~9月の累計流入額は924.18十億米ドルとなり、2020年通年(762.77十億米ドル)を上回って過去最高を更新。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中に本邦籍ETFは1本(MAXIS TOPIX ETF;1348)。その他19本の内訳は、米国籍が16本、スイス・英国・中国籍が1本ずつ。
- 2021年9月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は9,461本(他市場への重複上場等を含めると19,094本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は580社(前月比+12)、62か国(前月比̟±0)・79取引所(前月比̟+1)に上場している。
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<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2021年9月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト