みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

雪解け

昨晩から我がボロアパートで「ポツーン、ポツーン」と水滴が外廊下の床をリズミカルに叩く音が聞こえ始めた。朝起きると、まるで鍾乳洞みたいな巨大なつららが一夜にして鎮座していることもある。加えて、数時間に一度は夜中に屋根にたまっていたと思われる雪が「ドドドドーッ!」と凄まじい音を立てて落ちる音で飛び起きる。毎年これらの音を聞く度に、「ああ、この厳しい季節ももう終わりが近いな」と思うように。

 

冒頭で言ったように、我が家は古い。築50年にもなるのだから、勿論エアコンなど気の利いた文明の利器などあるはずもない。そのため、灯油ストーブがフル稼働しているわけだが、小さい窓から火がチロチロと燃えているのを見ると、何となく気が落ち着くのだ(一酸化炭素中毒を避けるために1~2時間ごとに外気と喚起しなくてはならないのが苦痛ではあるが)。

さて、この時期の出社は一年で一番緊張する。そのわけは、雪の解けた路面が夜のうちに氷結して一面アイススケートリンクのようになるからだ(下写真)。すり足でそろりそろりと歩くのだが、たまに摩擦係数がほぼゼロのような箇所があってヒヤリとすることも。特に、車の轍が深いところは要注意だ。

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ニュースでは郊外で福寿草の花がちらちらと咲き始めたというから、雪解けも春もあと少し。