先日保存状態のいいユーズド・シューズを買おうか逡巡し、古着屋を出て考えた挙句、やっぱり買おうと戻るとすでになく。orz
さっきまであったのに、そう思うと人間の心理としてはどうしても欲しくなる。更に不思議なのは、周辺の古着屋を巡ってもそのシューズのシリーズだけがまったく見当たらない。結局5件の店をはしごしたが、ついに手に入れることは叶わなかった。あの時の自分よ、なぜ買わなかった。。。
行動経済学で、「人間は行動した後悔より行動しなかった後悔の方が強く残る(byコーネル大学のトーマス・ギロビッチ教授)」とあるが、今回がまさにそれ。過去に同じような経験をしたので、「短期的なコストを長期的なリターンが上回ると見込む場合には値段の如何に拘わらず買うべし」と自分ルールを決めていたのに、それを実行しなかった自分を責めた。確かに、新しくモノを買ったときは一時的にコストがかさむかもしれないが、(会計の減価償却に似て)時間の経過とともにコスト感は下がり、それとは反対に満足感が上回るようになる。
次に同じ状況に遭遇したときは、今度こそ自分ルールを守ろうと固く心に決めた。