みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

抱返り渓谷

角館から宿まで時間に余裕ができたため、近くの抱返り渓谷に寄ってみることに。

紅葉の名所で毎年秋には秋田はもとより東北中から人が押し寄せるらしいが、私が行ったときの駐車場には3台だけ。近くには東北電力の神代発電所があり、水をまき上げてごうごうと轟音を立てていた。

 

案内板を見て、渓谷奥にある「回顧(みかえり)の滝」を歩いて目指す。元々が生保内(おぼない)林用手押軌道跡だったこともあり、渓谷脇に作られた遊歩道はとても歩きやすかった。廃線跡とは、またしても文化財マニアには堪らないシチュエーション(雰囲気は、世界遺産屋久島の遊歩道に似ている)。

ふと、川の方に目をやれば、村上龍もびっくりするほど透き通ったエメラルドブルー(1番目の写真、前日に雨が降って若干濁っているとのことだったがそれでも綺麗)。途中の湧き水で喉を潤し、更に奥へ。道端にはミツバやミズ、フキといった山菜が多数自生しており、見ているだけで飽きない。

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Dakigaeri Valley

30分ほど歩き、森林軌道跡の手掘りの隧道を抜けた先で、ドドドドドドドドドーと轟音が。待っていたのは、「回顧の滝」(3番目の写真)。辺り一面に滝からの涼しい水飛沫が降り注ぐ。これ、マイナスイオンが凄いことになってる。目一杯癒された後は、拝んでおきました。秋田県、かなりイイネ!