これまで登山のときに通り過ぎていた小岩井農場。
まず思ったのは、「北海道っぽいなぁー」。そう、とにかくだだっ広いのだ。
JR田沢湖線の小岩井駅から車で10‐15分程度のところにあり、文化財マニアの私には堪らない明治から昭和初期にかけて造られた古い建物が多く点在(指定重要文化財だけで21棟あり、そのほとんどは未だに現役)するため、宮沢賢治の時代さながらの牧歌的・開放的な気分が味わえる。
あいにくの曇り空だったが道路脇の駐車帯に車を止めて、農場の敷地を歩いてみる。車からだとまったく気づかなかったが、路肩には食用のブラックベリーやグーズベリーなどが等間隔で植えてある。それに、歩くと視界が開けて気持ちがいい。前を見れば岩手山が、後ろを見れば東根山や南昌山(2、3番目の写真)を遠くに望むことができる。ここを開拓の地と決めた、明治の先人たちの先見性には感服せざるを得ない。小野さん・岩崎さん・井上さん(共同創業者、この3名の名字から1文字ずつとって「小岩井」となった)、GJ!
8/26追記 夏真っ盛りの小岩井農場に行ってみると、一面ひまわり畑が広がっていた。季節によって違う表情を見せてくれるのが面白い。
帰り際に道路の両端に目を向けると、およそ5メートルほどの幅にわたってヒマワリが植えられており、間近に迫っているであろう素晴らしい景色が瞼に想像できた。
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