本日3日、中国期貨業協会（CFA）より2020年7月の中国5大取引所のデリバティブ取引高（確定版）が公表された。中央政府主導の厳格な都市封鎖等によりコロナショックからいち早く持ち直し、引き続き過去最高圏で推移した。
- 2020年7月における中国5大取引所におけるデリバティブ総取引高は前月比23.70％増の5億6,764万9,727枚、同デリバティブ総約定代金（想定元本ベース）は前月比47.21％増の45万4,200億人民元とともに大幅増。取引所別の内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 中でも、主として株価指数・国債先物を取り扱う中国金融期貨交易所（CFFEX、下グラフの黄色部分）は本土株指数（沪深300股、上证50股など）の上昇と相まって前月比79.92％増の1,487万1,995枚と急伸し、チャイナショックのあった2015年初頭以来の取引水準に回復。
- また、本年1月～7月までの中国5大取引所のデリバティブ総取引高は前年同期比43.69％増の約30億8,938万枚、デリバティブ総約定代金（同上）は同33.70％増の210万8,900億人民元となった。
＜中国5大取引所のデリバティブ取引高シェア推移（～2020年7月）＞
出典）CFAウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工
参照）中国期貨業協会ウェブサイト
