昨日9日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2020年8月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2020年8月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は前月比5.1%増の約7兆ドル(約742兆円)と初めて7兆ドルの大台を突破。8月中の純資産流入額は55.18十億米ドル(単月で過去15番目)、本年1月から8月までの累計純資産流入額は428.25十億ドルとなった。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中で、本邦ETFは2本(野村AMのTOPIX上場投信及び大和AMのTOPIX-ETF(※))。
- 2020年8月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は8,287本(他市場への重複上場等を含めると16,495本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は474社、59か国・73取引所に上場している。
※ ちなみに9月分(~9日まで)の日銀によるETF買入れ額は1,686億円(うち、設備・人材投資に係るものは84億円)となっている。
<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2020年8月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト