先日12日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2020年9月のグローバルにおけるETF・ETP市場の概況が発表された。
- 2020年9月末時点のグローバルにおけるETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は前月比1.8%減の約6.89兆ドル(約723兆円)。9月中の純資産流入額は59.74十億米ドル、本年1月から9月までの累計純資産流入額は488.18十億ドルと既に昨年1年間の合計349十億ドルを超えた。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- 当月資金流入額上位20本のETFの中で、本邦ETFは1本(野村AMのTOPIX上場投信のみ)。
- 2020年9月末時点のグローバルにおけるETF・ETPの上場本数は8,402本(他市場への重複上場等を含めると16,627本)、ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は487社、59か国・73取引所に上場している。
<グラフ:グローバルETF・ETP市場の概況(2020年9月)>
出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。
参照)ETFGIウェブサイト