みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移(2021年2月)

先日5日、JPX傘下の大阪取引所より2021年2月の月間統計資料が公表された。

  • 2月末における日経225オプション取引建玉残高(未決済約定)は、プット・コール合計で前月9.0万枚増の約147.3万枚。遅かれながら本邦においても新型コロナウイルスの医療関係者への優先的ワクチン接種が開始されたことを受けて、建玉はやや持ち直し。 内訳の詳細は下【グラフ】を参照。
  • 相場の強弱感を示す指標とされるプットコールレシオは前月末比0.047減の1.607ptsと、やや強気に振れた。

<グラフ:日経225オプション日次建玉残高及び同プットコールレシオの推移>

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出典)大阪取引所ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照)大阪取引所ウェブサイト

www.jpx.co.jp

(通巻第6号)月刊商品市場レポート‗2021年2月分

今晩は、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方にて2021年2月の商品市場に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途、第5又は第6営業日を目安に掲載予定です。)

月刊商品市場レポート‗2021年2月分(通巻第6号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊商品市場レポート‗2021年1月分(通巻第5号)

月刊商品市場レポート‗2020年12月分(通巻第4号)

月刊商品市場レポート‗2020年11月分(通巻第3号)

月刊商品市場レポート‗2020年10月分(通巻第2号)

月刊商品市場レポート‗2020年9月分(創刊号)

中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2021年2月)

本日1日、中国期貨業協会(CFA)より2021年2月の中国5大取引所(上海、大連、鄭州、CFFEX、INE)のデリバティブ取引高(確定版)が公表された。大型連休(春節旧正月)があったため、前月比で大幅に減少。

  • 2021年2月における中国5大取引所のデリバティブ総取引高は前月比27.31%減の4億4,137万2,443枚、同デリバティブ総約定代金(想定元本ベース)は同24.21%減の35万400億人民元となった。取引所別の内訳等の詳細については、下【グラフ1】を参照。
  • 鄭州商品取引所に、短纤(ポリエステル短繊維)及び花生PK(ピーナッツ油)に係る両先物取引が新規上場。前者の月間取引高は317万4,127枚、後者は同228万2,990枚だった。
  • また、本年1月~2月までの中国5大取引所のデリバティブ累計取引高は前年同期比85.26%増の約10億4,859万枚、デリバティブ累計約定代金(同上)は同86.28%増の81万2,800億人民元となった。

関連記事)人民日報

finance.people.com.cn

 

<グラフ1:中国5大取引所のデリバティブ取引高推移(~2021年2月)>

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また、2020年11月に上海国際エネルギー取引所(INE)に上場した人民元建て銅先物は、大型連休(春節旧正月)の前後で取引高が大幅に増加したものの、建玉は伸び悩み。下【グラフ2】を参照。

<グラフ2:INE人民元建て銅先物の取引高等推移(上場来~)>

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出典)CFA及びINEウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成

 

参照1)中国期貨業協会ウェブサイト(注:ページの読込にやや時間がかかります。

www.cfachina.org

参照2)INEウェブサイト

www.ine.cn

 

 

無限タラの芽

みちのくでも、春の足音が近づきつつある今日この頃。

国道脇の産直に並び始めるのは、タラの芽、フキノトウといった初物の春の山菜。中でも山菜の王様ともいわれるタラの芽は、(下味をつけた)豚バラ肉で巻いて食べても良し、そのままオーブンで焼いて軽く焼いてパパッと塩を振りかけて食べるも良しのクマお気に入り。が、やはりなかなかのお値段が張るのでシーズンで2~3回ぐらいしか食べることができなかった。

 

今日も産直巡りをしていてとある道の駅に入った時のこと、棚を見ればタラの芽の栽培セット(写真)が売っていた。マジか、これ。クマの長年の夢だった、「食べては育て、育ては食べ」の”無限タラの芽”いけるんじゃね!?と思い、即買いしウキウキ気分で帰宅。

今、タラの芽栽培キットは我が家の炬燵の上でその出番を待っている。

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(通巻第7号)月刊地方創生レポート‗2021年2月分

春光天地に満ちる季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当方で2021年2月の地方創生に関するレポートをまとめましたので、よろしければお時間のある時にお目とおしください。

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(注:下記リンク先をクリック。ソース元はすべて公表資料等に基づきます。なお、「月刊金融市場レポート」は別途、第5又は第6営業日を目安に掲載予定です。)

月刊地方創生レポート‗2021年2月分(通巻第7号)

drive.google.com

 

- 過去分 -

月刊地方創生レポート‗2021年1月分(通巻第6号)

月刊地方創生レポート‗2020年12月分(通巻第5号)

月刊地方創生レポート‗2020年11月分(通巻第4号)

月刊地方創生レポート‗2020年10月分(通巻第3号)

月刊地方創生レポート‗2020年9月分(通巻第2号)

月刊地方創生レポート‗2020年8月分(創刊号)

野村AM_日経レバレッジETF・DインバースETF・原油先物ETFの純資産推移(設定来~2021年2月末)

1.日経レバレッジ・Dインバース型ETF

  • 2021年2月末における野村アセットマネジメントが設定・運用する日経レバレッジETF(銘柄コード:1570)の純資産は前月比27.0%増・432.8億円増の2,038.1億円、同ダブルインバースETF(同1357)の純資産は同7.1%減・191.2億円減の2,516.5億円、2ETF合計は同5.6%増・246.1億円増の4,554.6億円と、日経平均株価が一時約30年半ぶりに3万円の大台を回復したことも影響してやや強気に振れた。内訳等の詳細については、下の【グラフ1】を参照。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

<グラフ1:野村AM‗日経レバレッジETF・DインバースETFの純資産推移(設定来~2021年2月末)>

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2.原油先物ETF

  • また、同社が設定・運用する原油先物ETF(同1699)の純資産は前月比6.7%増・40.8億円増の650.1億円となった。これは、テキサス州における大寒波の影響等で原油価格が大幅に値上がりしたことが主な要因。下の【グラフ2】を参照。

<グラフ2:原油先物ETFの純資産推移(設定来~2021年2月末)>

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出典)野村アセットマネジメントウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
 

参照)野村アセットマネジメント(NEXTFUNDS)ウェブサイト

NEXTFUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信

NEXTFUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信

NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信

nextfunds.jp

冬の終わり、春の訪れ

「クェ、クェ、クェー」

 

夕方、はるか上空のほうからけたたましい声がする。夕焼け空を見上げれば、すごい数で編隊飛行をしている白鳥の群れが北へ向かって飛んでいく(下写真)。後からも次々と同様の規模の群れが飛んできては、猛スピードで北へと飛び去っていく。人間でいえば、目的地に着くまでの間おしゃべりをしているようなものだろうか。それにしても、一糸乱れずに飛ぶ姿は、バックの夕焼けと相まって感動的だ。

 

聞けば、彼らが北へと帰ると長かった冬が終わり、春の訪れが近い印だそう。はじめてのみちのくとなった今年の雪の量と寒さは半端ではなかったが、スキーや冬山登山など、まだ楽しめるうちに満喫しようと思うクマなのだった♪^^

 

Today's song ”春を愛する人” song by GLAY

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Flying swans

日本銀行によるETF/J-REITの買入れ並びにETF貸付け推移(開始来~2021年2月迄)

制度開始以来の日銀による指数連動型上場投資信託受益証券(ETF)及び不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入れ並びにETFの貸付け推移は、以下の通り。

1.ETF/J-REITの買入れ

  • 日銀によるETF買入れ状況について、2021年2月単月の買入回数・総額は19回・717億円(うち、設備・人材投資に係るものは18回・216億円)となり、これまでの累積買入れ額(簿価)は35兆7,352億円(うち、設備・人材投資に係るものは1兆4,352億円)となった。2月の買い入れは1回・501億円のみで、約5年4カ月ぶりの少なさに内訳等の詳細については、下の【①表及びグラフ】を参照。
  • 同様に、日銀によるJ-REIT買入れ状況について、2021年2月単月の買入回数・総額は2回・24億円、これまでの累積買入れ額(簿価)は6,778億円となった。

関連記事)日経新聞

www.nikkei.com

www.nikkei.com

関連記事)毎日新聞

mainichi.jp

関連記事)朝日新聞

www.asahi.com

関連記事)Reuters

jp.reuters.com

jp.reuters.com

<①表・グラフ:日本銀行によるETF/J-REITの買入れ推移>

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2.ETFの貸付け

  • 日銀によるETF貸付け状況について、2021年2月単月の貸付日数・総額は6日・81億円と拡大傾向に急ブレーキ。これまでの累積貸付け額は4,893億円(89日)となった。内訳等の詳細については、下の【②グラフ】を参照。
  • また、2月末時点のETF貸付残高は前月比661億円減の1,993億円に。

<②グラフ:日本銀行によるETFの貸付け推移>

 

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出典)日銀ウェブサイトに掲載されたデータを参考に、筆者にて作成

 

参照)日本銀行ウェブサイト

www3.boj.or.jp

2021登山②‗鞍掛山(くらかけやま)

目の前に置かれていたは、軽アイゼン(4本爪タイプ)、そしてピカピカのピッケル。そう、冬山登山の装備である。

 

前々から気になっていた冬山登山。遠くみちのくの地に引っ越してきてからというもの、目の前に山を見ながらも登れないことに日々ヤキモキしていた。そんな気持ちを満たしてくれるのがこれら冬山登山の2アイテムなのだ。勿論、初心者なので今回は経験豊富なガイドさんと一緒に行くことに。目指すは秋に一度登ったことのある鞍掛山(くらかけやま)。

 

午前の早い時間は天候が悪いということで道すがら美味しいお蕎麦を堪能しつつ、本日の目的地(鞍掛山登山口)である相の沢キャンプ場へ。手前にある小岩井農場を抜けると、徐々に路面状況も悪くなる。何かのスタンプラリーをやっていたのか、吹雪いているにも拘わらず駐車場は7~8割程度埋まっているほどの盛況ぶり。あまりの吹雪でガチガチに震える中、アイゼンを無事に装着(1番目の写真)。装備を整えて、いざ行かん!

 

初めてのお使い、もとい、冬山登山ということで最初は愉快なほど雪にハマるハマる。ガイドさんから「ピッケルを刺して、歩ける道を確保して」とアドバイスを受けて、何とか普通に歩けるように。歩けるようになると、これはこれで面白い。昨秋に来た時と違って、根雪が50センチほど降り積もっているので、視界が全然違う。それに木々の葉が全て落ちているので遠くまで見通しがきく。これは、俄然楽しくなってきた!!

と、かれこれ歩くうちに登山口に到着(2番目の写真)。ここから先はアイゼンの実力を存分に発揮してもらおう。カチカチッとアイゼンが氷をグリップする音があたりに響きわたるほかは、何もない。あとは自分の呼吸音だけが、あるのみ。遠くからは風に揺すられた木々が出すキィイーキィイーと鹿の鳴き声に似た音が聞こえる。これが冬山。

歩き始めてから1時間ほどで、頂上まで1キロまでの地点に到着(5番目の写真)。まだ体力的には余裕があったものの、今日が冬山登山が初めてということと午後1時をまわったということで、安全策をとって下山を選択。途中で天候も回復し、帰り道にあった展望台から眼下に望む景色に感嘆(6番目の写真)。寒いし、装備も高いしどうかなぁーと思っていた冬山登山ですが、ハマってしまいそうな予感がw

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Mt. Kurakake-yama

勿論、帰り道は例のごとく網張温泉に寄って、冬山登山の疲れをいやすクマの姿がありましたとさ。

 

↓鞍掛山に興味を持った方は、こちら。

www.yamakei-online.com

グローバルESG関連ETF・ETP市場の概況(2020年末)_ETFGI

先日、ETF専門リサーチ・コンサル会社の英ETFGIより2020年末時点のグローバルにおけるESGEnvironment, Social and Governance;環境、社会、及びガバナンス)関連ETF・ETP市場の概況が発表された。近年のSDGsSustainable Development Goals;国連が定める「持続可能な開発目標」)の認知度の急速な高まりと相まって、今後ますますの市場拡大が見込まれる。

  • 2020年末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPのAUM(Asset Under Management;純資産総額)は、前年比206%増の約1,870億ドル(約19兆5,000億円)。12月中の純資産流入額は18.46十億米ドル、2020年通年では88.95十億米ドルとなり、2019年の合計である27.79十億米ドルを大きく上回った。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
  • 2020年12月資金流入額上位20本のETFの中に、本邦籍ETFはなし(ただし、英上場の「Xtrackers MSCI Japan ESG UCITS ETF」が19位にランクイン)。
  • 2020年末時点のグローバルにおけるESG関連ETF・ETPの上場本数は497本(他市場への重複上場等を含めると1,452本)、ESG関連ETF・ETPの設定・運用を行うアセットマネジメント会社は113社、29か国・35取引所に上場している。
  • グローバルにおけるESG関連ETF・ETPのAUMの53%、本数の47%は、環境問題への取組みが熱心な欧州地域のもの

 

<グラフ:グローバルESG関連ETF・ETP市場の概況(2020年末)>

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ETFGI_ESG_202012

出典)ETFGIウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工。なお、ETP(Exchange Traded Product)はETF(Exchange Traded Fund;上場投資信託)に、ETN(Exchange Traded Note)やETC(Exchange Traded Commodity)、ETV(Exchange Traded Vehicle)等の亜流を加えた総称。ETFよりも概念が広い。

 

参照)ETFGIウェブサイト

etfgi.com