みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

アフレルマスク

先日、街中を歩いているとドラッグストアから(昼営業の)居酒屋、衣料品店、雑貨屋までありとあらゆるところに中国語(簡体字)が書かれた一箱50枚入りのマスクが山積みされていた。いわゆる「アベノマスク」が話題になった3・4月には一箱5千円ぐらいだったものが、今はゆうに2千円を切っている。コロナに端を発したマスクバブルは早くも弾けてしまったようだ。

 

スーパーの店頭では石油ショック以来(私は教科書でしか見たことない)とも言われたトイレットペーパー及びティッシュペーパー買占め騒動はどこへやら、品数も豊富に揃っている。商店街の理髪店では、サラリーマンが距離を保って店の外で順番を待っており、徐々に以前の日常生活を取り戻しつつある。

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Lots of toilet paper @ wall

 

ただ、人々の中には見えないウイルスの脅威が意識下・無意識下に記憶され、それはこれからも残り続ける。今後は商品やサービスを費消するだけだった「消費者」目線から、自分にとって本当に必要なものを買ったり・シェア(共有)する「生活者」目線へと移行していくのではないか。より良く・より賢く生活するために、今回のコロナ騒動が教えてくれた教訓は多い。

今日も道端に溢れるマスクが何かを語っている。