昨日7日、国際決済銀行(BIS)より本年9月時点のグローバル上場金利関係デリバティブ取引に関するデータ(※)が公表されていたので、ここで概観する。
※ 本データのうち、前回公表分から数値が変更されていた個所については赤文字とした。
- 新型コロナウイルスの世界的流行が本格化した本年2月・3月には普段の2~3倍となっていた先物取引及びオプション取引の一日平均取引代金は、マーケットの切り返しとともに沈静化した反動で、夏以降は北米・欧州地域を筆頭に平年を下回る水準にまで落ち込み。
- 一方で取組高は徐々に回復傾向にあることから、投資家の振る舞いに何らかの変化があったのではないかと推測。内訳等の詳細については、【下表・下グラフ】を参照。
<表・グラフ:グローバル上場金利関係デリバティブ取組高・取引想定元本推移(2020年3Q)>
出典)BISウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成・一部加工
参照)BISウェブサイト