先日、投資信託協会から2022年9月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年9月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比3兆2,618億円減の57兆8,904億円。ロシアが実効支配する東部・南部地域での住民投票が強行実施されたことでウクライナ情勢の不透明感が増加したこと、および日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆8,745億円(設備・人材投資に係るものを含む)のままであったため、簿価ベースのシェアは63.7%(前月比+3.4%)に急上昇。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- また、公募投信の純資産残高は154兆9,787億円と3カ月振りの減少。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年9月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト