本日14日、投資信託協会から2022年10月末時点における本邦ETF市場に係るデータが公表されていたので、日本銀行が進めるETF買入れ状況と合わせて概観する。
- 2022年10月末時点の国内籍ETFの純資産残高は前月比3兆1,735億円増の61兆639億円。国内における新型コロナの第8波が顕在化する前でもあり、インフレの中でもファンダメンタルズの底堅さが好感されて反発。日銀が買入れを進めるETFの残高(簿価)は36兆8,745億円(設備・人材投資に係るものを含む)のままであったため、簿価ベースのシェアは60.4%(前月比‐3.3%)に低下。内訳等の詳細については、【下グラフ】を参照。
- また、公募投信の純資産残高は162兆6,191億円と2カ月振りの増加に転じた。
<グラフ:本邦ETF市場の概況(2022年10月)>
出典)日銀ウェブサイト及び投資信託協会ウェブサイトに掲載されたデータをもとに、筆者にて作成
参照)①日本銀行ウェブサイト
②投資信託協会ウェブサイト