みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

道端の経済学

エンダイブという野菜がある。ぱっと見、縮れたレタスのようだが(下写真)、葉っぱはレタスと違ってしっかりしていて苦みがあり、芯の部分には少し甘さがある。調べてみると地中海沿岸地方原産で、キク科の仲間のようだ。

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Source: Shogakukan

 

というのも、最近このエンダイブにはまっている。毎朝サラダをつくるのだが、レタスやベビーリーフなどは日持ちが悪く、味も軟弱。何かいい野菜はないものかと思っていたときに見つけたのが、エンダイブだった。量が多く日持ちがいい、そして味もパンチがある(+名前もかっこいいw)と気に入ってしまった。それに塩気の強いベーコンやゆで卵と和えても負けることなく、自分を保っている。その縁の下の力持ち的な姿たるや、サラリーマンはグッと来た。

 

我が家の近くにはこのエンダイブを売っているところが3か所ある。一つ目が紀●国屋という高級スーパーマーケットで、一袋1,000円(税抜き)。二つ目がエキナカにある紀●国屋で、一袋700円強(同、内容量は少なめ)。上記二か所は高いが、常時ストックがある。三つ目はアパート近くの八百屋で、一袋130円(しかも税込み)。青果市場で大量に出たときに買ってくるようで一週間に一度の頻度だが店員さんの態度と野菜の鮮度もいいし、私はいつもここ一択。

 

どれも同じエンダイブなのだが、奥様方は紀●国屋の紙袋に入ってビニールやアイスノンで厳重に包装されたものを、私は本体だけを欲しいのだから同じように見える三者は実は別物なので競合はしていない。経済学で「一物一価」の概念があるが、半径500メートルで一物三価が発生しているのだから面白い。