みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山⑧‗黒倉山

「みちのくの名峰を間近で見たい」と思い、網張温泉のリフトが動いているのを確認し、車を走らせる。かの石川啄木が「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」と詠んだとされる岩手山は標高2,000mを超えるので、大抵は雲の中。なんとしても、間近からその横顔を拝みたかった。

 

さて、ウインターシーズンは網張温泉スキー場となっているリフト乗り場(1番目の写真)に着き、装備を整えて空中散策へ。3本のリフトを乗り継ぎ約40分、鬱蒼と木々が生い茂る登山口に到着。少し歩くと、犬倉山(1,408m、2番目の写真)が望める展望台に着く。GoToXXで岩手を訪れていた男性と仲良くなり、行動を共にすることに。

犬倉山経由で樹林帯を抜け、中継点である姥倉山(1,517m)の尾根を目指す。途中、野生の竜胆が紫色の綺麗な花をつけていて癒される。天気は強風のために雲がかかったり晴れ間がのぞいたりと移りげな感じだったが、姥倉山に着くといい感じ(3、4番目の写真)に。遠目には、岩手山のりりしい姿もみえる。

 

このタイミングを逃してはいけないと一息入れて、即座に黒倉山へと足を進める。最後のアプローチは火山帯の砂利道で崩れやすく、残りの体力がみるみる奪われる。真夏の照り付ける日差しとの闘いをすること15分、ようやく黒倉山山頂(1,570m)に。火山のため、あちらこちらから噴煙が出ていて(気象庁の監視カメラもあり)、蒸し暑く硫黄が香る。山頂から身を乗り出して岩手山方面を見ると、眼下には大地獄谷が広がる(5番目の写真)。景色は雄大だけど落ちたら命はないなと、チキンハートな私・水曜日のクマは山頂で感動と恐怖でブルブルしていたのでした。

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Mt. Kurokura-yama

下山後は、網張温泉を少し下ったところにある露天風呂・ありね山荘で温泉に浸かり、登山の疲れを癒したのでした。やっぱり、登山と温泉はセットが一番w 温泉に浸かりながら、次は岩手山にアタックしよう!と強く思ったのでした。

 

↓黒倉山に興味を持った方は、こちら。

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