みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山㉟_みたびの秋田駒ケ岳(初秋)

気付けば、今年みたびの秋田駒ケ岳(登山②・㉞・㉟)。あんたどれほどこの山を好きなのと引かれるくらい、マジで好きなレベルであるw

 

「秋田駒は、文字通り”秋”がいいよ」と以前ガイドさんから耳にしていて、初秋の晴れた早朝に秋田へ向けて車を走らせる。これまでは岩手側(国見温泉)から登っていたが、3度目となる今回は初めて秋田側(八合目)からアタック。ぐねぐねと何十回あるかとも知れないヘアピンカーブを抜けてたどり着いた先にあった八合目駐車場(※)はすでに満車。仕方がないので路肩ぎりぎりに車を停め、道端で装備に着替える。

※ 環境保護のためにマイカー規制があるので、登山計画時には気を付けてもらいたい。以下のウェブサイトで最新の情報を確認するのが望ましい。よい登山となりますことを♪ >>秋田県仙北市役所

 

登山口に入ると、入り口から見事な紅葉が出迎えてくれた(1番目の写真)。まるで映画『天空の城ラピュタ(©スタジオジブリ二馬力)』の世界さながらの景色が眼前に広がる。小川を渡って、木材で補強された登山道を登った先は笹森山。少し寄り道をして笹森山山頂(1,414m)を経由した後、本日のターゲットである千沼ヶ原(せんしょうがはら)を目指す。途中の湯森山山頂(1,472m、3番目の写真)からは、遠く岩手山まで見晴らすことができる。写真を見てもらうと分かると思うが、このルート下草を全く刈っていないために歩行がとても困難なのだ。結構登山者が多いのでもっとマシかなと思っていただけに、登山道のコンディションが気にかかった。

背丈ほどもある深い藪を掻き分けて先を進むものの、目の前にあるはずの笊森(かごもり)山になかなかたどり着けない。焦ってイライラするがここは我慢、一歩一歩進むしかない。苦労の末、ようやくたどり着いた笊森山山頂(1,541m、5番目の写真)の目の前には岩手山。ここまで来れば、千沼ヶ原まではあと一息。山頂で小休止を入れて、眼下に広がるターゲットに向かってファイナルアプローチ。

坂を下りるにつれて徐々に全貌が見えてくるが、アオモリトドマツの深緑と沼地の茶色の対比が何とも言えず美しい。中に入ると、どこから見ても背後にある岩手山雄大な姿が浮かび上がり、舞台装置としても最高だ(6~9番目の写真)。ここまでは登山客もほとんど来ないため、3密を回避したうえ景色を独り占めできるのもまたいい。存分に千沼ヶ原の風景を楽しんだ後、下山の途についたのだった。

ちなみに、当日の歩行距離は21キロほど(!?)であり、翌日筋肉痛になったのは言うまでもありません。

 

■備考:日本二百名山、花の百名山、東北百名山、岩手20名山

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Mt. Akita-Komagatake

 

↓千沼ヶ原・秋田駒ケ岳に興味を持った方は、こちら。

www.rinya.maff.go.jp

www.yamakei-online.com