みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山㉞_ふたたびの秋田駒ケ岳(真夏)

だいぶ前の話になってしまい大変に恐縮だが、今日は、真夏の秋田駒ケ岳に登ったのでそのときの報告をここでしたい。

 

秋田駒ケ岳は以前(登山②)にも登っているが、私の中では、”いつ行っても飽きない・発見のある山”である。初夏と真夏は景色も植生も全く異なるということで、今回は先日黒倉山でお会いし仲良くなった男性(仮にAさんと言おう)とガイドさんとともに登ることに。

朝早く国道46号線を秋田方面に向けてひた走り、仙岩峠のやや手前で右手に折れ、岩手側の登山口のある国見温泉を目指す。ぐねぐねと20分ほど山道を進めば、日本の秘湯の一つ、国見温泉郷に到着。はぁああー、鼻にくる硫黄の匂いが何とも言えずにいい。先に登山口にあるポストへ登山届を提出してから、駐車場で装備へと着替える。ルート確認を終えたら、いざ出発。

 

国見温泉ピストンコースの最初のアプローチは階段だが、しばらく歩くと木道、そしていつも通りの砂地の登山道へと変わっていく。それなりの急登なので簡単なように見えるが、ここでかなりの体力を持っていかれる。1時間弱ほど格闘すると、田沢湖を拝むことのできる第1展望台に到着。今日の天気が素晴らしいことを確認して、直ちに横尾根を伝って第2展望台方面を目指す。前にも書いたが、本当にこの山は見せ方を知っていて、登山道のあちらこちらに花が咲き乱れている。(注:ちなみに、1番目の写真にある青い花は猛毒を持つトリカブトの花。こうして見ると本当に綺麗。)

男岳分岐から火山灰の中を突き進む馬場の小路へ入ると、下から上へと風が吹き抜けて気持ちが良い。ザクザクと火山灰を掻き分ける感触を楽しみつつ来ましたは、ムーミン谷(2番目の写真)。いや、、、もう、、、超絶完璧か!絶対そこら辺の木の陰からスナフキン出てくるわ、コレ。あかんわー、またこの山好きになってしまうやん。

 

夏のムーミン谷を満喫し、女岳の麓で昼食をとっていると、「折角だから男岳に登ってみたいなぁー」と思い立ち、他の二人とは登山道で落ち合うことに。まぁ、この女岳の麓から男岳への道のりたるや過酷を極めた(3・4番目の写真)。後ろを振り返ると転落しそうだったので前だけ見てたものの、後で等高線を確認したら物凄い濃縮圧縮ジュースみたいな過密感。我ながらよくやった、自分。真夏の炎天下で火傷するぐらいチンチンになった岩々に四苦八苦しながらも、男岳山頂(1,623m、6番目の写真)に到着。眼下の田沢湖は勿論のこと、森吉山(登山㉗)、遠くは鳥海山までも見ることができ、圧巻のパノラマを堪能しました。

その後途中で別れた2人と登山道で合流。まだ比較的体力に余裕があったので、他の登山者が「疑似アルプス体験ロード」と言っていたゴロゴロした岩が切り立つ横岳山頂(1,583m、7番目の写真)を経由して、一路下山の途へ。本当に楽しませてくれていい山だ、また秋に来るよ!!

 

■備考:日本二百名山、花の百名山、東北百名山、岩手20名山

f:id:fin-agora-3:20201126141735j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141758j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141809j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141822j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141836j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141859j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141912j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141921j:plain

f:id:fin-agora-3:20201126141933j:plain

Mt. Akita-Komagatake

 

秋田駒ケ岳に興味を持った方は、こちら。

www.yamakei-online.com