みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山⑬‗姫神山

登りたいなとは思うものの、雲がかかっていたりしてなかなかアプローチできない山がある。姫神山(ひめかみさん)もその一つだった。初秋のひと時の晴れ間を狙い、急ぎ車を走らせる。

 

姫神山の麓で「一握の砂」で有名な石川啄木の故郷・旧渋民村(現盛岡市)に入り、一本杉登山口へ。キャンプ場も兼ねた大きな駐車場で装備に着替え、登山届も出していざ出発!

入口から少し入ると山栗が大量に落ちており、『となりのトトロ(©スタジオジブリ二馬力)』のどんぐりを拾うメイみたく、夢中で拾いまくるw(これは後で蒸して、私のおやつになりました。)さて、適当なところで栗拾いを切り上げて登山道に戻ると最初はおなじみの杉林が広がる。登山者が多いのか登山道はよく整備されており、5合目までは長ーーい階段が続く(2番目の写真)。徐々に植生もブナやクヌギといった照葉樹林へと変わり、明るくなってくる。

山頂近く(8合目あたり、3番目の写真)なってくると、ゴツゴツした岩場が出てきて古くは山岳修験の地となっていたのも首肯できる。ふと横を見ると目の前には岩手山が望め、圧巻のパノラマ(4番目の写真)。ラストスパートは牛若丸のようにぴょんぴょんと岩場を乗り越え、姫神山山頂(1,123.7m)へ。残念ながら山頂は猛烈な風が吹いていて長くはいられなかったものの、長年の想い人に会えたような清々しい気持ちで後にしたのだった。

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Mt. Himekami-san

 ■備考:日本200名山、岩手20名山

 

姫神山に興味を持った方は、こちら。

www.yamakei-online.com