晩秋のある日、これまでに登ったことのない里山に登ろうと思い立つ。いつもの如く地図帳を開いて登れそうな山を探していると、盛岡市郊外の太田薬師（峯薬師神社）が目に付いた。ハイキングコースにもなっており、これならば気軽に行けそうだと車を向ける。
太田薬師の麓はリンゴ畑に囲まれており、最盛期の今は農家の方々が総出で忙しそうに収穫作業中。その横を申し訳なさそうに車で通り抜け、登山口である鳥居の前（1番目の写真）へ。里山なので装備は軽めにし、いざ出発。最初のアプローチは、いつも通りの杉林がお出迎え。森林組合の手入れが行き届いて枝打ちもしっかりされており、真っすぐな木立群が目を楽しませてくれる。暫く歩くと東北電力の送電塔が現れ、ここからはそれなりの急登に。途中、ロープも備え付けられた箇所もあり、「これ、お年寄りには過酷な参道だ」と思わずぼやき節が出る。
急坂を抜けて頂上の杉林が見えてくると、目の前には立派な太田薬師（峯薬師神社）のお堂が。ここまで僅か40分ほどだったが、頂上（407m）からは盛岡市街が一望でき、なかなかのもの。お堂でお参りをし、来た道を下山。帰り道、冬眠を前にしたヤマカガシ（最後の写真）に出会い、「来春まで達者でなー」と声をかけて太田薬師を後にしたのでした。
■備考：N/A
↓太田薬師（峯薬師神社）に興味を持った方は、こちら。
盛岡市環境部ウェブサイト
http://www.eco-morioka.jp//wp/wp-content/uploads/2017/08/201707otayakushi.pdf
