初冬の朝、青空が一面に広がるのを見て「今日は絶好の山日和だ」と確信。近場で気軽に登れる姫神山を本日のターゲットに定める。
前回(登山⑬)はメジャーな一本杉登山口からアプローチしたため、次に登るときは城内(じょうない)登山口からアタックしようと決めていた。国道455号線から広域農道に入り、「姫神山登山口」と書かれた案内標識で折れると、いつもの如く砂利道に。左側に旧金山の遺構跡を見ながら1キロほど進むと、採石場の隣にある城内登山口(1番目の写真)へと到着。そそくさと装備を整え、いざ出発。
最初のアプローチは落葉した朴葉がこれでもかと登山道を覆いつくしており、またしても朴葉味噌の肉焼きを食べたいと煩悩が頭をもたげる。地元の子ども会が定期的に登山道を整備してくれているせいか、とても歩きやすい。10分ほど進むと徐々に登り始め、ブナ林もその密度を増していく。途中にある湧き水(清水社)で渇いた喉を潤して、先を目指す。
葉が落ちて寂しくなった木立の隙間から遠くの景色まで一望できるので(3番目の写真)、綺麗なんだけれど絶望を感じる。写真ではなかなか伝わりにくいかとは思いますが、コレ意外に急坂なんです。orz ヒイヒイ・ハアハア言いながら登り切ると、そこは中間地点の小姫神神社。ここからは一本杉コースと同様、登山道に大きな岩が目立ち始める。右手に風車群を見ながら進むと、水石・笠石(4番目の写真)といったチェックポイントが続く。
笠石も過ぎるとラストアプローチとなり、姫神山のハイライトととも言える岩の連続。標高も1,000m超となったことで一気に風が強く吹き付ける。足を滑らせないよう注意し、岩の上をぴょんぴょんと跳んでいく。何だか登山を始めたことと比べて、私の高所恐怖症もだいぶ克服できてきたようだ。城内登山口のゴールに着き、後ろを振り返ると、眼前には岩手山の勇姿(最後の写真)が。やっぱり、岩手山は何度見ても格好いいー♪
姫神山山頂(1,124m)からの360度のパノラマビューを大いに満喫し、来た道を戻る足取りは心なしか軽かった。
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