みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山⑤‗東根山

今日は「山の日」、ということで久々の登山レポートを♪^^

東北新幹線の西側の車窓から見えるのっぺりとした頂上をした山、これが今回のターゲットである東根山(あずまねやま、別称「こたつ山」)。滝沢・雫石の方角から見るとキリリッとした山だが、正面から見るとまるでこたつのように見える(1番目の写真、真ん中やや左)ことからこのような名前に。

 

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Distant view of Mt. Azumane-yama

麓にある東根温泉の駐車場スペースに車を止め、装備に着替えてポストに登山届も入れてアタック開始。これまでの山と異なり、なだらかなアプローチですいすい足が進む。登山開始から一の平(頂上まで残り2,500m)・二の平(同1,800m)と、枝打ちがなされた綺麗な杉林が延々と続く(2番目の写真)。シダ類も生い茂り、水分が多いためか山菜の一つであるミズも大群生。二の平からの道すがら、お決まりの黄色スズメバチ(偵察飛行中)と遭遇するも息をひそめてやり過ごす。ところどころ登山道が崩れかけているところがあったが、下草は地元の有志らによって刈られており大事に守られているんだなと感じた。

 

一本杉(東根山登山道最後の杉)を抜けると、辺りは一転してブナなどが生い茂る照葉樹林帯に。と、急に登山道にガスが立ち込め始め、心なしか空気もひんやり(3、4番目の写真)。頂上まで天気が持ちますよーにと願うように足を進める。途中、頂上まであと一歩のところにある蛇石(じゃいし)展望台から麓の街並みを見れば、俄然やる気を取り戻す。

 

ガスの中を進みに進み、いざ頂上へ。残念ながら厚い雲に覆われていたため、壮大なパノラマを味わうことは叶わなかった(5番目の写真)。ブーンブーンと羽音がするので横を見ると、視線の高さにオニヤンマが。子どもの時を思い出して懐かさとともに、こんなに大きいトンボだったんだ!と感動。10分ほどで辺りはガスで白くなり、心細くなったので駆けるようにして下山。

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Mt. Azumane-yama

これといった難所はなかったものの、頂上まで歩く距離が長いので中々のしんどさ。駐車場に戻ると岩手県警のパトカーが巡回中。ツキノワグマも出たというし、定期的に見回りをしてくれることに心の中で感謝。勿論、帰りは麓の東根温泉(ききょう荘)でゆっくりと今日の疲れを取りましたとさ。

 

■備考:岩手二十名山、紫波三山

↓東根山に興味を持った方は、こちら。

www.yamaquest.com