里山第2弾に行こう!ということで、乙部三山繋がりで朝島山(あさしまやま)へ。
名前の由来は、朝靄の中、この山の頂がポッコリと島のように浮かんで見えることからだとか。確かに遠目から見ると、三角錐型の「これぞ山」って感じ。
リンゴ農家の軽トラがリンゴ泥棒を警戒している中(収穫前なので、皆さん相当気が立っている)、登山口に。怪しまれないようそそくさと装備を整え、いざ昭和の雰囲気漂う登山道へ(1番目の写真)。うん、薄暗くてちょっと怖い。すぐに鉱山跡と中央コースの2つに分岐していたが、鉱山跡は藪が生い茂ってて怖そうだったので迷わず中央コースを選択。里山だから楽勝だろうと思っていたら、徒歩10分過ぎたころから直登に(2番目の写真)。傾斜もなかなかのもので、意外にきつい。途中、登山道脇にある赤松の多くがマツクイムシの被害に遭って朽ち果てていたのを見て心が傷んだ。やはり、人の手が入っていないと荒れてしまうんだな。
前回の黒森山(登山⑪)のように長尾根はなく、急坂を登りきったところが朝島山の頂(607m)で西は東根山(登山⑤)や南昌山、北西には岩手山を見ることができた。標高的にはこれまでの中で一番低いものの、頂上からの景色は他にも引けを取らないのが里山の魅力だろうか。ゆっくりまったりと、みちのくの初秋を楽しめた登山でした。
■備考:乙部三山
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