皆様こんばんは。今朝は自分の寝相の悪さで掛布団がずり落ち、寒さでガタガタ震えて目を覚ました私・水曜日のクマです。さて、お陰様で本ブログ「メタセコイアの宿り木で」も200回目を迎えることができました。引き続きお時間のある時に見ていただけると嬉しいです♪^^
これまでかなりのスピードで登山をしてきたので、ここらで少し身体と心を休ませようと県北は安比(あっぴ)高原へと車を向ける。国道282号線を北上すると、眼前には横に長くこんもりとした山々が見えてくる。なだらかで長い上り坂の先が今回目指す安比高原だ。峠の十字路で折れ、安比リゾート(温泉やスキー場もある)を抜けて更に上がっていくとブナ二次林入口の駐車場に到着。
念のため、軽く装備を整えてハイキングコースへと向かう。高原というだけあって、平地に比べて5度ほど気温が低い。見ると、木々の葉っぱは紅葉を終えてほとんど地面に散ってしまっている。ちょっと遅かったかなと思うものの、折角なので奥へと足を進める。
コースにはご丁寧にも20mおきぐらいに案内標識が立っているので、自分が今どこまできたかが分かり易い。ここまでの景色はほかの山と同じだったのだが、ブナ二次林に入ると景色は一気に変化する。そう、横も、上も、もう360度見渡す限りの若いブナ林へ。案内では、ブナ二次林とはブナを伐採した後に自然と生えてきたものをいうらしい(映画『もののけ姫(©スタジオジブリ、二馬力)』のダイダラボッチを倒したあとの生命の息吹をイメージしてもらえれば分かるだろうか。)。切られてしまっても、こんなに勢力を盛り返す自然の回復力の強さを想う。
ブナ二次林は綺麗なのだが、案内標識がないとどこも同じ場所に見えて違う世界に迷い込んだような気分に。カサカサカサ…と風が吹くたびに周りを警戒し、誰ともすれ違わないことにすっかり心細くなった私は必死になってコースを辿る。折返し点に着くなり踵を返し、帰り道はほぼ速足で駆け抜け、身体を休ませるどころかしっかりハイキングをしてしまったのだった。
■備考:日本森林浴の森100選
↓安比高原ブナ二次林に興味を持った方は、こちら。