みちのく金融マンのつぶやきブログ(旧「メタセコイアの宿り木で」)

みちのくを拠点に生活している金融業界歴十数年のサラリーマンです。心と身体を休めつつ、はんなりとした日々を送っています。

登山・ハイキング

登山㉒_八幡平

「そうだ、岩手の百名山で手っ取り早いところに行ってみよう」という、何とも不埒な思い付きで、一路八幡平市へ。 麓にあるビジターセンターで一服し、八幡平アスピーテライン経由で八幡平登山口のある見返峠を目指す。紅葉も終盤だったものの、落ちてくる木…

登山㉑_鞍掛山

真打の前に控える前座みたいな山、岩手山の前にポツンと佇む鞍掛山(くらかけやま)は、長いこと私の中では(言い方が悪いが)そんなイメージだった。図らずもそのイメージは、秋という舞台が整ったことで180度変わってしまったのである。 冬支度を進める小…

ハイキング⑱_続石

石上山(登山⑳)の下見も兼ねて遠野市内を回っていたときのこと、国道396号線脇に「続石」なる案内看板を見つけ、妖怪譚で有名な遠野市のことなので「これはちょっと面白そうだ」と寄ってみることに。 (念のため、)クマよけの笛と防衛用のストックを装備し…

登山⑳_石上山

以前、六角牛山(登山⑥、ろっこうしさん)に登って以来、「遠野三山」を制覇してみたいと長いこと思っていた。天気予報で遠野地方が晴れそうなときを見計らい、国道396号線をひた走る。目標の綾織(あやおり)郵便局から折れ、山裾の林道へと入り、石上山登…

登山⑲_縦走_兜明神岳、岩神山

「兜明神岳」。聞くだにカッコイイその名前、いつか登ってやろうと虎視眈々とその機会を待っていた。気が付けば初秋、糸のように細い雨が降りしきる中、区界(くざかい)高原に向けて車を走らせていた。 麓の区界高原ウォーキングセンターに車を止め、レイン…

登山⑱_和賀岳

古来より修験道の山・マタギ(狩猟を生業としてきた人≒猟師)の山と知られた和賀岳(別名:阿弥陀嶽)に行こうと思い立ったのは、ある初秋の朝。珍しく和賀山系が晴れていたので、「このタイミングしかない!」と急いで車を走らせる。 県道1号線の山伏(やま…

登山⑰_烏帽子岳(乳頭山)

秋田駒ケ岳(登山②)を登った時から、「特徴的な形の山だなー」と思っていた烏帽子(えぼし)岳。今回は、存分に初秋の紅葉を楽しもうと国見温泉とは反対側にある葛根田(かっこんだ)川上流の滝ノ上温泉からアタックすることに。 県道212号線を遡り、滝ノ上…

ハイキング⑰_小又峡(こまたきょう)

とある山の帰り道、北秋田市の「名勝記念物・小又峡」なるものを目にしたので、折角だから寄り道をしてみようと車を向ける。細い山道をひたすら進み、太平湖畔にある遊覧船乗り場に到着。運悪く、船のメンテナンスで最終便を前に運航停止との案内を受けたも…

みちのくドライブ中に見かけた動物たち

みちのくを車で走っていると、しばしば動物たちに遭遇する。 一番よく見かけるのはタヌキ。夜行性なので、夕方ごろからごそごそと行動を始める。夜の道端に浮かぶ2つの眼を見かけたら、大抵タヌキだ。雑食のため農家の残飯やゴミを狙ってなのか、いきなり道…

ハイキング⑯_滝観洞(ろうかんどう)

ハイキングというよりも、もはや冒険に近いのかもしれない。滝観洞(ろうかんどう)は、釜石自動車道の滝観洞インターチェンジを降りて県道167号線を少し進むと突如として現れる不思議な場所だ。近くには、秘境駅として名高いJR上有住(かみありす)駅がある…

登山⑯‗八方山

”里山シリーズ”第4弾は、宮沢賢治のふるさとは花巻から。今回の舞台は、その昔、詩人・高村光太郎が疎開していたとされる高村山荘からほど近くに鎮座する里山、その名も八方山(はっぽうざん)。 県道37号線から脇道に入ると案内板もなく、八方山登山口を見…

登山⑮‗男助山

里山シリーズの第3弾は、岩手県雫石町にある男助山(おすけやま)。珍しいその名前は、その昔大洪水の時に夫婦が流れ着き、雫石町を興したことに由来するとか。勿論、反対側には仲良く女助山(めすけやま)もあり♪ さて、男助山の麓にある県道1号線沿いのケ…

登山⑭‗縦走‗平庭岳・遠別岳

「(岩手)県北の山を攻めたい」。そんな思いに駆られ、まずは比較的簡単そうな平庭岳を目指すことに。国道4号線を経由し、県道281号線を遡る。大坊峠(だいぼうとうげ、646m)を越えると目の前には牧草地帯が広がり、本州にいながらまるで北海道にいるよう…

登山⑬‗姫神山

登りたいなとは思うものの、雲がかかっていたりしてなかなかアプローチできない山がある。姫神山(ひめかみさん)もその一つだった。初秋のひと時の晴れ間を狙い、急ぎ車を走らせる。 姫神山の麓で「一握の砂」で有名な石川啄木の故郷・旧渋民村(現盛岡市)…

きのこ!きのこ!!④

何故か登山道で見つけたキノコ達を紹介するシリーズとして定着した本記事。 最近は登山時にキノコ図鑑(※)を携帯して、自分なりに見分けようとしている。が、素人目には微妙な違いが分からない。同じ系統のキノコでも色が違うだけで、毒があったり食用だっ…

登山⑫‗朝島山

里山第2弾に行こう!ということで、乙部三山繋がりで朝島山(あさしまやま)へ。 名前の由来は、朝靄の中、この山の頂がポッコリと島のように浮かんで見えることからだとか。確かに遠目から見ると、三角錐型の「これぞ山」って感じ。 リンゴ農家の軽トラがリ…

手間を楽しむ

登山と一口に言っても、電車や宿の手配に始まり、目的地までの運転、買い出し(山頂で食べるご飯や飲み水等の確保)、当日の登山ルートの確認、装備品の整備・確認、登山届の提出、帰り道で入る温泉のリサーチ(←これは個人的なこだわりw)などなど事前にや…

ハイキング⑮_降る滝

岩手の西側って行ったことがないなーと思い、手元の地図を見ると「降る滝」なる文字が目に留まる。何でも、女神山(めがみやま)の麓にある落差40mもある直瀑と聞いて、これは是非見に行かねば!と車を走らせる。 寄り道をしていて、お昼過ぎに秋田(大曲)…

きのこ!きのこ!!③

登山してて思うのは、きのこが出る山は植生が豊かな証ではないかということ。 きのこの菌糸はとても繊細で弱い存在なので、人がいい具合に(里山や森林に)手を加えてあげないと他に負けてしまう。ある意味、きのこは自然から人間への共生へのご褒美というこ…

ハイキング⑭‗上外川高原(グリーンパワーくずまき風力発電所)

袖山高原(ハイキング⑬)の帰り道、立ち寄ったレストハウスの従業員さんから「実は、山上の風車もお薦めですよ♪」と言われ、では行こうということになった。袖山高原を下って、向かい側の上外川高原へ。 あいにくの曇り空なので、山上に何があるのかはさっぱ…

ハイキング⑬‗袖山高原

葛巻高原(ハイキング⑫)に行った折、町はずれに美味しい蕎麦屋があるとの情報をゲット。車窓からは町のあちこちに蕎麦の花が咲いているのが見えるので、これは期待できそう♪^^ 「森のそば屋」という名前のお店は、昭和の雰囲気を色濃く残したノスタルジー…

登山⑪‗黒森山

折角だから近場にある里山を登ってみよう!と思い立ち、乙部三山の一つである黒森山に今回のターゲットを定める。その昔、この周辺は南部藩の隠れ金鉱山の里だったといういわれもあって、登山口に関する情報がなかなか手に入らず、四苦八苦。一日目は撤退し…

ハイキング⑫‗葛巻高原

県北の国道281号線をドライブしていた折、くずまき高原牧場という案内板につられた。個人的にはかなり寺沢高原(ハイキング⑩)がヒットしていて、これは良さそうな気配と思ったのだ♪ 到着したのがちょうどお昼時だったので、レストハウスで牧場の牛を使った…

ハイキング⑪‗薄衣の滝 via 大沢温泉

開放的な気分を味わいたいなと思い、花巻温泉郷に足を向ける。着いたのは大沢温泉。ここは、川沿いの露天風呂が有名と聞いたためだ(大雨とかで川が増水すると入浴不可となるらしいので、事前確認がベター)。 番頭さんに入浴料を払い、露天風呂入口へ。増築…

ハイキング⑩‗寺沢高原

登山の合間の息抜きで遠野地方にドライブ中、山腹に広がる空間を発見。調べてみると「寺沢高原」なるものを発見し、これは是非行っておかねばと車を向ける。 国道396号線沿いに牛さんマークが目印で建っており、そこから目的地まで約10km。寺沢川沿いを進み…

きのこ!きのこ!!②

登山をしていると自然と足元を見ることになるので、必然的に多くのきのこに出会う。今回はその第二弾。 遭遇して一番びっくりしたのは、5番目のきのこで大きさはパンケーキぐらい。表面を触ってみるとヌルヌルしていて超絶気持ち悪かった。ハエがたかってい…

登山⑩‗畚岳

「二度あることは三度ある」か、はたまた、「三度目の正直」か。 八幡平三大展望地として名高い畚岳(もっこだけ)は過去2回アタックを試みていたが土砂降り・濃霧のために断念していた。(涙)知名度的には日本百名山である八幡平が圧倒的に高いのだが、畚…

登山⑨‗七時雨山

地図を見てから気になっていたその山の名前は、七時雨(ななしぐれ)。 県北に位置するこの山は、曰く、「一日に七回も時雨れる」ことに由来するとか。 天気が落ち着いたのを見計らい東北自動車道経由で国道282号線を北上、一路七時雨山を車で目指す。人生初…

登山⑧‗黒倉山

「みちのくの名峰を間近で見たい」と思い、網張温泉のリフトが動いているのを確認し、車を走らせる。かの石川啄木が「ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」と詠んだとされる岩手山は標高2,000mを超えるので、大抵は雲の中。なん…

ハイキング⑨_龍泉洞

三王岩(ハイキング⑦)からの帰り、来た道をそのまま返すのはもったいないと思い別ルートで。 旧JR岩泉線(2014年廃線)に沿うように、今回の目的地である日本三大鍾乳洞・龍泉洞のある岩泉町に向かい車を走らせる。2016年の台風10号により地底湖の水があふ…